■[漫画]高田慎一郎先生の新作!「Aclla~太陽の巫女と空の神兵」1巻
Aclla~太陽の巫女と空の神兵 1 (YA!コミックス)
著者/訳者:高田 慎一郎
出版社:Bbmfマガジン( 2009-11 )
定価:¥ 630
Amazon価格:¥ 630
コミック ( ページ )
ISBN-10 : 4766334787
ISBN-13 : 9784766334784
作者サイト:休日のベイルアウト
自他共に認めるデビュー初期からの高田慎一郎先生のファンの私ですが、
流石にこの単行本を手に入れるのは難航しまして、先日やっと手に入れました。
何しろ携帯コミックの単行本化というものなので、とらのあなにすら無かったんですよね…
入手するにはAmazonを使うことを推奨いたします。
この作品は16世紀のインカ帝国へのスペイン侵攻をモデルとしたもので、
古代インカの「四つの邦」とスペインのコンキスタドールに対応するように、
「五の国」とエストレージャという名前があり、
結縄という情報伝達の手段や鉄の武器や火器、そして馬といった細かい所までリンクしています。
恐らく前作で調べた古代南米関連の資料を活用しているのでしょう。
そして史実と一番異なりファンタジー要素を盛り込んでいるのが天翔る少女、カイ。
エストレージャに対抗する為の虎の子部隊「千の鳥」に属する2人の女戦士の内の一人。
「創造主の髪」を縫い込んで出来た布の飛行装置を纏い、
圧倒的な戦力差の中、戦時下における悲惨な状況を潜り抜けていく様はどこか輝かしいんですよね。
また、カイの幼馴染みで女官をやっているチャルチもちょっと病んでるっぽいけど、
ラストで不思議な能力を見せてくれて今後の展開に目が離せないです。
果たしてこのままインカの滅亡という結果となるような歴史を織り成すのか、
カイとチャルチの二人の少女にはこの先どのような展開が待ち受けているのか、
中々に気になり、盛り上がる1巻となっています。
しかし比較的盛り上がってきたとはいえ、携帯コミックでの連載とはまた思い切りましたよね…
連載を追うのはちょっと大変なので単行本待ちになりそうです…
最近のコメント