■[ラノベ]初恋の人は現・アイドル!「ベン・トー5 北海道産炭火焼き秋鮭弁当285円」
ベン・トー〈5〉北海道産炭火焼き秋鮭弁当285円 (集英社スーパーダッシュ文庫)
著者/訳者:アサウラ
出版社:集英社( 2010-01-22 )
定価:¥ 660
Amazon価格:¥ 660
文庫 ( 341 ページ )
ISBN-10 : 4086305283
ISBN-13 : 9784086305280
作者サイト:アサウラの生存観察室
絵師サイト:Kr3
今回は相変わらず分厚いですが、中身もラブ分増量なのでむしろウェルカム状態で、
大変ニヤけつつ、爆笑しながら読み進めてましたよ。
何故そこまで半額弁当を奪取する為に青春を賭けるのかという、
作品のアイデンティティに迫る原点回帰的な要素もあり、面白かったです。
突如交換転校生としてやってきたのは妹系アイドルとして売り出し中の鬼灯ラン。
でも佐藤は一目でそれが小学生の頃から好きだった幼馴染みの広部蘭だと気付いて、
蘭の変わってしまった部分と変わらない部分に戸惑いながら、
蘭からの何故そんなに半額弁当にそこまで情熱を燃やすのかという、
根本的な問いに背中で語るという男らしさを出す主人公っぷりを見せてくれます。
やってることは作中で蘭が言ってるように本当にくだらないことなんですけど、
半額弁当に掛ける思いと蘭に対する想いを時にセガに対する熱意も混ぜつつ、
佐藤らしく嘘偽り無く真っ正直に突き進むバカっぷりが清々しいですね。
だからこそあやめや槍水先輩や沢桔姉妹にフラグが立ってるんでしょうね。
そしてラストで半額弁当を通して佐藤の想いを真に理解した蘭もフラグ立ったみたいだし、
今後のラブコメ勢力図も楽しみです。
しかし冒頭に出てきた大谷と牧が当初の予想以上に良かったです。
図体はでかくても牧は可愛かったし、大谷は何というか周りが見えないアホなオタクなんだけど、
二人のカップルは見てて微笑ましいものがあるんですよね。
二人の将来に幸いあれ…(笑
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