■[漫画]京都の路地の職人恋バナ「路地恋花」1巻
路地恋花 1 (アフタヌーンKC)
著者/訳者:麻生 みこと
出版社:講談社( 2010-02-05 )
定価:¥ 590
Amazon価格:¥ 590
コミック ( ページ )
ISBN-10 : 4063106284
ISBN-13 : 9784063106282
good!アフタヌーンで一番楽しみにしているのがこの「路地恋花」でして、
創刊当初は読んでなかったのですが、ふと読み返した時にハマりまして、
回を重ねる毎にじわじわとその面白さが染み込んできて、
今ではすっかりその魅力の虜になっているのです。
京都のとある路地にある何かをつくる人たちが集う長屋を舞台の、
つくる人たちの恋の話のオムニバス短編集なんですが、これが面白いのです。
手製の本を作る人、銀細工職人、天才肌のダメ人間な画家、元小説家、キャンドル職人…
そんな人たちが恋し、恋される話がとても興味深いのです。
特に好きなのが元小説家で喫茶店をちんまり経営する井沢さんと、
そこに迷い込んで居着いてしまったフランス人形みたいな京女な高校生のナオミの話。
純粋で幼さの残る女の子だったナオミが文豪の名作を読み耽ったせいで、
とても妖艶で元々逃げてきた井沢を更にダメにし、堕としていく様がまた見事で…
ダメだとは思いつつも溺れるように恋に堕ちていくっていうのはどこか憧れますよね…
どこか退廃的な雰囲気と優しげな柔らかさが同居する恋物語で、
一種独特な面白さがあるので人を選ぶとは思うのですがオススメな一冊です。
元々女性誌で活躍していた作家さんみたいなので知っている人は居るかもですが、
もし知らない人がいらしたら是非この機会にどうぞ。
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