■[ラノベ]下巻でちゃんと終わりますように…「狼と香辛料VIII 対立の町」
狼と香辛料 8 (8) (電撃文庫 は 8-8)
著者/訳者:支倉 凍砂
出版社:アスキー・メディアワークス( 2008-05-10 )
定価:¥ 536
文庫
ISBN-10 : 4048670689
ISBN-13 : 9784048670685
作者サイト:すぱイしー ているず
絵師サイト:ハイノハナ
エーブが持つ狼の骨の伝説の情報を求めてケルーベの町に入ったロレンスたち。
しかしケルーベは三角州を挟んで北と南で対立している町で、
折り悪くもロレンスたちが立ち寄った時に一騒動が起こってしまう。
組合とエーブの板挟みに遭い、ロレンスはどういった選択をするのか…
まず驚いたのがエーブの立ち位置の重要性。
元貴族という身分とその形振り構わない行動力を考えればある意味納得なんですが、
それにしたって驚きです。
しかしいつにもまして複雑な思惑が絡みまくっており、
確かにこれは2巻構成にしないと終わらないでしょうね。
それと前回から増えた旅の同行者のコルが思ったより良い仕事してますね。
読者の代弁者というかホロとロレンスの機微を説明するのに丁度良いポジション。
腹の探り合いが常の商人同士の会話にも、素直で理解が早いコルは便利。
そして忘れてならないホロとロレンスのラブっぷりは堪能できましたね。
寝込んだホロというのは普段が普段なだけにキュンとくるものがあるっちゅーか。
それとやはり重要なのはロレンスの行動。
今は振り回されているけど、主人公らしく最後には決めてくれると思います。
兎に角、下巻が早くでますように。
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