■[漫画]意外と真剣にひぐらしやってる「ひぐらしの哭く頃に 雀 燕返し編」上
ひぐらしの哭く頃に 雀 燕返し編 (上) (近代麻雀コミックス)
著者/訳者:竜騎士07 山田J太
出版社:竹書房( 2010-07-27 )
コミック ( ページ )
原作者サイト:07th Expansion
作者サイト:NATURAL HIGHS
作者twitter:山田J太 (jtanchi) on Twitter
「ひぐらしの哭く頃に 雀」はアーケード版もPSP版もプレイしたことがないので、
恥ずかしながらそのストーリーというのを把握してなくてですね。
てっきりデイブレみたいなifストーリー的なハチャメチャ具合を想像してたんですが、
少なくとも「ひぐらしの哭く頃に 雀 燕返し編」に限っては、
麻雀というアイテムを使用した紛う事なき「ひぐらし」でした。
近代麻雀という、今まで萌え系メディアミックス作品とは無縁な雑誌で、
しかも山田J太という実力と実績のある作家さんを起用してのこのコミカライズは、
麻雀の面白さと疑心暗鬼を生み出す暗黒面を巧みに描き出しながら、
ひぐらしのキャラの個性と恐怖の演出を余すことなく伝えきる出来になっています。
昭和50年代という過去のド田舎だから当然のように自動卓なんか無いわけで、
そうすると手積みだからこそのイカサマが出てくるし、
雛見沢での「部活」で麻雀というのはそういった意味でも充分あり得る選択肢なんですよね。
しかも麻雀で勝てない圭一が疑心暗鬼に陥り雛見沢症候群を発症していく、
という展開を見ていると、ひぐらしシリーズで麻雀をやるのは最早必然だったように感じられます。
それにしてもそういった面白さがあることはかなり以外だったけど、
結果的に面白いので大変満足なんですが…
あとがきにあるようにご褒美的な萌えでエロなのがないというのは、
ちょっとというかかなり残念なのは否定できません…
下巻での本編…、では無理そうだから口絵カラーとあとがきに期待…!(笑
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