■[漫画]エロくて愛おしい…「アイであそぶ。 二宮ひかる作品集」
アイであそぶ。―二宮ひかる作品集
著者/訳者:二宮 ひかる
出版社:白泉社( 2010-08-31 )
コミック ( ページ )
作者twitter:ひかる(x_x) (hikarux_x) on Twitter
やっぱり二宮ひかるの作品は良いなぁ…
何が良いとは具体的に言語化は難しいんだけど、
あえて表現するなら蜂蜜を柔らかい指で塗りたくられるような感覚。
ちょっと気持ち悪いけど、凄く甘い。
そして指の柔らかさがとても心地良い…
読後はそんな不思議な気持ちになっちゃいます。
収録作は基本的には楽園とそのweb増刊に掲載された短編。
ただし過去にアニマルやスピリッツに掲載されたものも収録されています。
正直スピリッツの短編が収録されるのは意外でした。
当時のを切り抜き保存してたんですよね、カラーもあったし。
しかし今回はカラー原稿もきっちりカラーで収録してくれて満足度が非常に高いです。
出会い系で知り合った年上の女性が学校の教師で…
兄妹プレイを楽しんでいた恋人のような二人が実は…
転勤直前の後輩に告白されてそのまませっかくだからと…
どれをとっても微妙にインモラルなんだけど、だがそれが良い。
そんな不思議な気持ちにさせてくれるのが二宮ひかる作品の妙なんだと思います。
ヤングアニマルで出会った二宮ひかる作品が好きな私みたいな人になら、
間違いなくオススメできる単行本ですよ。
今後も楽園で連載された作品は掲載されていくと思いますが、
是非とも今後も買っていきたいと思います。
>あえて表現するなら蜂蜜を柔らかい指で塗りたくられるような感覚。
見事です。カンペキに二宮作品を言葉にてこの上ないほど表現しております。此処まで見事な文言はそう生まれない気がしますよ。
私の場合はコレを「粘度があって甘ったるくて絡みつくような焼け付くような感覚」としますが、この『蜂蜜を柔らかい指で塗りたくられるような感覚』が果たして感覚としてどう受け取るかが個人の感性ですねー。二宮先生が誇る「HoneySweet」がお口に合うと嬉しいでが、人によっては特濃の蜂蜜酒(mead)になりますが故に御注意w あの方にドロドロの蜂蜜ローションプレイを描かせると天下一ですねー(甘さに限っては石田敦子先生を凌ぐような気がします)。
電話中に通話を切られて振られたと思ったら相手が自分のアパートの玄関ドア越しに通話していて、実はその日が「隣に引っ越してきた当日だった」とかもう、どうしようかと思いました。それでいて「同棲はしません」とか、シチュエーションの神様ですよ本当に……(どの作品かは敢えて申しませんので、このシチュエーションにビビッと来たら是非、二宮作品をお願いします)。
>ただし過去にアニマルやスピリッツに掲載されたものも収録されています。
こ、コレは早々に買って来ねば!! 近隣の書店に並んでいなかったので、ちょっと遠出してきます。
コメント by Mya — 2010/9/5 日曜日 @ 17:32:23