■[漫画]仕事って大変で辛いけど、やっぱり楽しい!「みそララ」4巻
みそララ 4 (まんがタイムコミックス)
著者/訳者:宮原 るり
出版社:芳文社( 2010-10-07 )
コミック ( 114 ページ )
作者サイト:ヘッポコロジー
作者が元ライターで、作品の主人公もライターである「みそララ」という作品は、
何というか感想を書くにあたって妙に身構えてしまうんですよね。
正しい日本語が使えているか、正しくても読者に正確に伝わっているか、
そもそも読んでいる人に「この漫画面白そう」と思って貰えるのか…?
読み進めれば進めるほど、そういった目に見えないハードルが積み上がっていくんですよね。(笑
主人公である麦みそこと麦田美苑のライター仕事は4巻目ともなると色々と増えてきて、
音楽に詳しくないのにライブレポートを書くことになったり、
取引先の親善バレー大会に助っ人として駆り出されたり、
「恋愛ラボ」の新聞部にプロのライターとして話を聞かれたり、
キャンプ場の紹介記事を書くだけのはずがいつの間にかみんなを巻き込んでモデルになったり、
ピンチヒッターとして困った相手と仕事をすることになったりと、
ライター以外の仕事も多い気もするけど大変なんだけど楽しさも多く、
何より美苑が着実に成長していくのが嬉しいんですよね。
で、ラブコメ好きを公言している私ですからやはりカジさんとのイベントは見逃せない訳です。
まぁねー、色っぽさは全然ないのかも知れないし、
何より相手が無神経でデリカシー皆無のカジさんですからね!
とはいえ着替えてる場面にバッタリとか本当にラブコメイベントだよねー、うん!(笑
ライターとしての仕事の機微が面白いのは当然のこと、
社会人として共感できるのが多いのが「みそララ」の面白さの一つであることは今更ですが、
やはりキャラクターの強い個性も魅力の一つなんだと思います。
まぁ、何が言いたいかというと巨乳の紘佳ちゃんが可愛いというのと、
そんな紘佳ちゃんの巨乳っぷりにコンプレックス刺激されまくりの貧乳の梨絵が可愛いということです。(結論
待望の「みそララ」出ましたねー。スイマセンなんか時々、連続で書き込んじゃって……。
書き込む発端となったのは、フランさんがメモして下さっていたお陰で本日、「みそララ」の四巻を購入しにいった訳ですが、まさか同時に出演女性陣が「みそララ」の完全真逆方面で精神同調までもが百八十度違う「鉄風(太田モアレ著/講談社)」の三巻が発売していたとは思わず吃驚したからです……。
そんな晴れやかな「みそララ」に一転して「鉄風」は背表紙にもある劇中の台詞を併せて物語の内容を説明しますと、
『人がコツコツと長い歳月を掛けて習得してきた苦心の末の結晶を、いとも簡単に笑顔で破壊していく天才をその努力で叩き潰す事が大好きな女性』
と、
『天稟に恵まれてそれしか知らず、しかし目前に確実な目標があって邁進しかつ崇高な理想が確実に胸中に宿る女性』
と、
『上記の二者がまるで両者だけの世界に居るような感じでその他大勢としてカウントされ、無残にも両者が歩む過程にて踏みつけられてしまった女性』
が三つ巴となって周囲をトコトン巻き込んで鉄拳で会話するお話ですw しかも締めと間接に馬乗り状態での顔面攻撃有りで総合格闘技ルールとかもう、骨太でゴッツイ女性がゾロリと登場する辺りが実に私好み。そんなこんなで内容も実にドロドロですが、しかし私は「ナイーブ(二宮ひかる著)」「うそつきパラドクス(きづきあきら著)」「ファムファタル(シギサワカヤ著)」といった精神的に絨毯爆撃されるようなキツイお話の方が遙かに読んでいて辛いので、まだ殴り合ってくれた方が気が楽だったりします……。女性独特の泥沼さが程よく格闘技成分で発散されるので絶妙なバランスを保っている作品ですねー。「現代の女性版ヴィンランドサガ」という感じですが、パウンドで殴りつけるとか空恐ろしい……。
最新刊である三巻の背表紙台詞にビッと来たらかなりお薦めです。
>「みそララ」
出版業界は今は全体がこんな感じですよねー。特に日本の商業出版でのミクロ方面は無料誌を大変動の発端としているような気がするのですが、ミクロな出版はよりミクロに特定層へと密着していく形で先鋭化し、逆にマクロ出版としては日本だけで話が収まらなくなってきてますかねー? 商圏が消費者のニーズによって千々にされているような、そんな気がします(お金を払って買ってくれるのは相当に価値のある情報だけですね)。商業に密着した形での興行的な出版はお財布事情が鬼のように厳しくなっておりますし、私も稀に応援のお呼びを掛けて戴けるのは文章系の印刷会社ですが殊、出版に関しては一つの会社で絶対に完結しない商業形態なのに、今はお金の入りが極めて細いので厳しいです。
そんな訳で、ギスギスしている所は本当にギスギスしておりますので「みそララ」の様に出版業界で、かつ己の能力を存分に発揮出来て成長出来る場が在る様子を見ておりますと心底、心がほぐされます。頑張って実っていく人の姿は本当に心のオアシスですよ。
……伊達に半面記事を〆半月前に企画一つボツって穴埋めで一面記事に変更されて、写真数変わらずに文章だけでぶち抜き埋めてねーっスよ。そこかしこで仕事関連のトラウマ作ってます私(総編集担当曰く「地域情報紙がグルメ誌になったね」。誉める以外にどうしろと→先方に使う写真は写真状態で承諾を得ているので、版が出来る二週間前ではとても変更出来ませんでした)。
>中国嫁日記さん うらやましい日本女性
其所でスルッと纏足を出す所が凄まじいですぞフランさんw
私に興味がないからかも知れませんが、私の居住地周辺では余り高いヒールの方を見かけませんから、其所から推測しますにヒールとは「公共交通機関が発達した都会限定」なのではないですかね? 実質は余り歩いていないモノと思われるのですが、高いヒールの靴を履いてのバランスの取り方ってある意味、自転車のサドル位置とハンドル位置の関係に似ているような気がしますw アレって割と特定の筋肉を使うのでは無いでしょうか? しかも爪先から地面へとぶつけるように歩きますから、タイトな爪先を潰さない為には……、中足と踵、つまり「脹ら脛の筋肉だけで踏み込みを支えている」……、のですかね?
そしてリアルゆえさんが可愛すぎて辛いです。幸せ模様がゆる~~~っと現在まで続いている「ゆゆ式」を読んでいるような辛さw
>CRAZY CLOVER CLUBさん ドキッ! セイバーだらけの聖杯戦争!
ZENさんのお茶の間キャス子さんが凄く好きなのですが、このマンガに登場される奥様キャス子さんがまた良い味を出してますなw この方はどうしてこんなにも日本の日常的風景に此処までマッチなさるのか!? 奥様同士でランチでも食べるような格好がでーらステキ。
そういえば、今月号のコミックバースで藤尾先生が久し振りにがらくたストリートを掲載されましたが、この方々はまたどうしてこんなに知識が溢れているのかと首を捻ります、ざら先生とかあさりよしとお先生とかも本当に……。そういえば云われるまで全く気にも留めませんでしたレコードの音声「針が一本でステレオ出力」とか。漫画家さんに専門職分野ですら知識量が負けている自称システム屋です。
そしてそんな紘佳ちゃんの巨乳っぷりにコンプレックス刺激されまくりの貧乳の梨絵が可愛いということですね。(結論
コメント by Mya — 2010/10/9 土曜日 @ 23:37:03