■[漫画]お姫様のお忍び留学も遂に…?「陽だまりのピニュ 3巻」
陽だまりのピニュ 3 (ガンガンコミックス)
著者/訳者:こがわ みさき
出版社:スクウェア・エニックス( 2007-12-22 )
定価:¥ 580
コミック
ISBN-10 : 4757521359
ISBN-13 : 9784757521353
「陽だまりの王国」チパルル王国からやってきた王女のピニュ。
ピニュは飛んだり跳ねたり転んだりと凡そお姫様とは思えない行動を取り、
彼女のお忍び高校生活はとびっきりに賑やかで、とびっきりに面白い。
季節は移ろい梅雨になり、掃除用具箱に逃げ込むくらい心がギュンギュンすることもあるけど、
その一瞬を大切に、思い出を心のアルバムに閉じていこう―。
こがわみさきさんはふんわりとした淡い恋を描いた作品が多かったですが、
「陽だまりのピニュ」では長く続けられる為かゆっくりと、丹念に物語が進み、
ピニュが自覚はないんだけど、久慈くんに恋心を抱く様が描かれています。
他人の恋には敏感なのに、自分の恋には鈍感で、初めての感情に戸惑うピニュ。
女の子が恋が原因で悩み、前に進んでいく姿を読むことは恋愛漫画の醍醐味ですよね。
そんなピニュですが、久慈くんへの気持ちが恋であることを自覚せぬまま、
周囲に王族であることが知られてしまい、ある決心をすることになります。
久慈くんもいつかはそうなる、と考えていたことが僅かに具現化したことで、
どんな行動を取ることになるのか興味をひかれます。
今までのこがわみさき作品の中では結構なスローペースですが、
その分、味わい深く面白いものがあると思います。
ただ惜しむらくはその刊行ペースだけという…
4巻を読めるのは2009年かなぁ…
最近のコメント