■[漫画]吸血鬼と眷属と人間と。「FORTUNE ARTERIAL」5巻
FORTUNE ARTERIAL (5) (角川コミックス・エース 135-15)
著者/訳者:児玉 樹
出版社:角川書店(角川グループパブリッシング)( 2010-10-26 )
コミック ( ページ )
作者サイト:きつねのてぶくろ
2ヶ月連続の刊行な上に今月は同作者による「てるてる天神通り」も同日発売という、
流石に今期から放送開始されたアニメと合わせたにしてもかなり無茶というか、
児玉樹さん大丈夫かしらと心配してしまうスケジュールですが、
一読者としては間を置かずに読めるのが嬉しいというのも本音だったりします。
前回から尾を引いて学園モノとしての内容はなりを潜めて、
核心となる吸血鬼の千堂家としきたりに縛られる東儀家を軸にした、
吸血鬼とそれに隷従する宿命を背負った眷属の物語になっています。
黒幕的な役割となる伽耶だけでなく、伊織も暗躍し、
瑛里華と孝平の二人は代理戦争に近いことになっていますが、
そこは本人たちの意志こそが重要で今後どういった展開になるかは二人の意志次第。
伽耶の眷属である桐葉が語る250年近く前の伽耶の様子と、
現在の伽耶の違いとなった確執を取り除くのが瑛里華と孝平の役回りだと思います。
まぁ、かなり大変そうではありますが、それこそが物語の核となり、
作品の面白さの醍醐味だと思うので二人の不器用な恋には頑張って欲しいトコです。
最近のコメント