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:: 2010/12/22 水曜日::

■[漫画]またな!「ざっちゃん」3巻

ざっちゃん 3 (IDコミックス 4コマKINGSぱれっとコミックス)
著者/訳者:くろがね ぎん
出版社:一迅社( 2010-12-22 )
コミック ( ページ )
作者サイト:くろぎん雑記
作者twitter:くろがねぎん (kurogin3) on Twitter

くろがねぎんさん、ニート生活に突入!

…もとい、これにて最終巻となる「ざっちゃん」3巻が発売となりました。
曲がりなりにも萌え4コマ誌でコメディ全開の作品が全3巻ですから、
むしろよく頑張ったのではないでしょうか。
何というか萌え成分は初期値でコメディ成分のステを一極振りした感じがする作品でした。
…ホント、よく打ち切られなかったよなぁ。(笑

七番勝負も残り1つということだけど、それはラストに持ってきて、
ざっちゃんが25年前に憑いていたよーちゃんが成長してさっちゃんの担任になってて、
更に尋常でないざっちゃんへの愛情を見せるストーカーになってたりと、
何かとクレイジーな展開が多いんだけど、そのクレイジーさが面白いのがこの漫画の美点です。

北海道への修学旅行編で雪女の雪ちゃんとの再会というキャラへのサービスはありながらも、
お風呂シーンは当然のようにカットという読者サービスのなさっぷりが凄いです。
他にも妹キャラだと判明した時のざっちゃんの体型がデブだったり、
「萌えサービスなんて飾りです、コメディには必要ないんですよ」
とばかりに全般的にホント潔くて面白いんですよね。(笑

途中で玉藻さまのお見合い騒動に始まった校長交代劇なんかもありましたが、
七番勝負も無事に終わり、さっちゃんの家族も戻ってきてと、
何だかんだでハッピーエンドになって終わっただけでなく、
これからも続いていくことが明示されているのが前向きで良い終わり方だったと思います。

しかし表紙はラストに相応しい綺麗な構図なのに裏表紙がアレなのが、
ホントくろがねぎんさんは根っからのコメディ作家なんだな、と痛感しますね。(笑

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