■[漫画]社長は肥えても可愛いですよ?「王様の仕立て屋」19巻
王様の仕立て屋~サルト・フィニート~ 19 (19) (ジャンプコミックスデラックス)
著者/訳者:大河原 遁
出版社:集英社( 2008-08-04 )
定価:¥ 540
コミック
ISBN-10 : 4088597192
ISBN-13 : 9784088597195
久しぶりにナポリでの仕事を描いた19巻。
19冊目と長期連載ですが、個性の強いナポリの住人ですから飽きることはなく、
それでいてずっとイギリスを舞台にした話ばかりだったので懐かしくもあり。
煙突掃除夫から理髪師にパスタ屋まで様々な分野の人々の背中を押し、
それぞれの人生を最高のものに仕立て上げる手伝いとなる仕事をしています。
基本的に長編の合間なので1話完結型の作りになっており、
テンポよくそれでいて中身が濃いので気持ちよく、そして面白く読むことができます。
シリアスになりがちの客の悩みも独特のコメディ調も手伝って爽やかに仕上げ、
漫画本来のエンターテイメントという主旨を忘れない名作になっています。
それと19巻で忘れてならないのはスーパー金持ち白鳥ことシモーネ。
表紙折り返しの作者コメントにもありますように、白鳥だけは例外の存在で、
悠の仕事を持ってしても成功することが叶わないんですよね。
やはり本人の気概があってこそ、悠の仕事は完成するんだなぁ、と。
白鳥はある意味良い反面教師であり、エンターテイナーなんだと思います。
それとユーリア社長がピッツァの食べ過ぎて肥えてしまった件ですが、
マリエッタすら気付かない体型の変化に気付いた悠は仕事柄良い眼をしてるというより、
男の視点でユーリアのプロポーションを良く見ていたからこそでしょうね。(笑
この漫画はラブコメとかそういった方面には疎いので今後どうなるかは判りませんが、
今のところラウラたんが一番有力なのでラウラVSユーリアがいつか描かれるのではないかと!
でも今一番悠の嫁の座に近いのはマルコなんだよなぁ…(笑
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