■[漫画]また一つの冬目景作品が完結「幻影博覧会」4巻
幻影博覧会 4 (バーズコミックス)
著者/訳者:冬目 景
出版社:幻冬舎コミックス( 2011-06-24 )
コミック ( ページ )
冬目景と言えば多岐に渡る雑誌で様々な作品を連載し、どの作品もそれぞれの面白さを内包しながら、
しかしどれもが完結しないというので評判でしたが、最近はまとめに入る作品が多いみたいで、
この幻影博覧会もこの4巻で完結という運びになりました。
BIRZ連載ということでちょっとだけ思い入れがあっただけにちょっとしんみりしたり。
この4巻では今までのミステリーの話とは一風変わった趣きで、
助手の真夜が持つ不可思議な謎の集大成とも言うべき内容。
類い稀な知性を持ち、それでいて両親の顔を思い出せない不可解な過去。
彼女が抱える謎が判明し、そして不可避な別れが訪れるラスト。
しかしどんだけ知性が高くても恋心というものには理解がなかったみたいで、
松之宮に対する態度はどこまでいっても、助手と探偵という関係だったみたいだし、
男勝りの竹下でさえ恋心に敏感というか松之宮に対する恋心を隠そうともしてないのに、
それにすら気付かないとは、まぁ、それが真夜らしいといえばそうなんですが…(笑
しかし良いトコで終わったというか、まだ続きを読みたくなる終わり方というか。
ここら辺は羊のうたもそうだったっけなぁ…
完結ということには異論はないのですが、ぐぬぬ…
まぁ、この調子でイエスタデイをうたっても完結して欲しい所存ですよ…!
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